そして次の日の朝。



私はいつもより早くに学校に来て中庭でハンカチを探していた。




「何でないの……?」




いくら探してもないから、声を出しながらその場に座り込む。
すると、私の目の前に私の探していたものが差し出される。



「こ、これは……!!」



雪菜から貰ったハンカチだ。
それを受け取り、顔をあげる。