───そして結局。






「はい、じゃあ食べましょ♪」






無理矢理爽も連れられ、食べることになった。






「「いただきまーす………」」






俺と爽は朝からブルーなテンションだ。






そして目の前にあるのは、どう考えても焦げているフレンチトーストではなさそうなもの。






「なぁ……母さん。これほんとに食べ物……?」





爽が嫌そうに聞く。






「どっからどう見てもフレンチトーストじゃな〜い♪♪」






どっからどう見てもフレンチトーストには見えねぇーけど。






実音の家でもフレンチトースト食べたことあるけど……もっと美味しそうだったし。