「さ、食べましょ♪」





お母さんの声で席に着く。





「あの、お父さんは待たないんですか?」





杉崎君が首を傾げる。






「あぁ、良いのよ♪いつものことだから。」





「そうなんですか!」





「それじゃ、いただきまーす!」






「「いただきまーす!」」





お母さんの声に続いて『いただきまーす』を言う。






「地味なオムライスだけど、気合入れて作ったからね。」





そして杉崎君が一口食べる。





「おぉ!こんなオムライス食べたことないです!!」





「ほんとに!?ありがと〜」





お母さん、すごく嬉しそう。






そして私も一口食べる。





「美味しい……」





流石お母さん……料理上手い。