「大丈夫かよ?」 杉崎君が私の顔を覗き込む。 「大丈夫、眠たいだけだから♪」 すると、杉崎君が私の目の前でしゃがんだ。 「おんぶしてやるよ。」 「え、いや、そんなの悪いよ!!」 「遠慮すんなって!!」 うーん……どうしよ。 「私重いよ?」 「うん、知ってる。」 「ひっどーい!!」 「うそうそ。早く乗れよ。」 そして私はゆっくり杉崎君の背中に乗った。