「もういいよ……おやすみ。」





私は机にへばりついた。






そして眠りについた──……






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『実音、ずっと寝てたらキスするぞ?』





『おーい、実音!!』






杉崎君の声が何処からか聞こえる。






「うーん……」






「実音ーっ!!」






体を揺さぶられ、段々と視界がはっきりしてくる。






「杉崎君?」






そこにいたのは、杉崎君だった。