「まぁ・・・・大体理由は見当つくけどね。」



雪菜はため息混じりに言った。




「へ?!教えて!!」




「私からは言わないよ。夏樹君がそのうち教えてくれるよ、きっと。」




そうなのかなぁ・・・・・・・?




「まぁ、見当がつかないなんて完全に実音は鈍感だね。」




「意味わかんないよ!私は鈍感なんかじゃないよ?!」




私のどこが鈍感なんだろうか。




キーンコーン・・・・・




チャイムが鳴った。




「んじゃ、またあとでね。」




と、雪菜は席に戻って行った。