「……あれ?もしかして俺のキャラの変貌ぶりに戸惑ってる?」




杉崎君は意地悪そうな笑みを浮かべながら、私の顔を覗き込む。




「そりゃ……まぁ、うん…」




「俺はね、気に入った子を見ると意地悪したくなっちゃうんだよね〜」




それって……ドSってことじゃん。

しかも私を気に入ったって言いたいの?




「普段はこんな感じだけど、本性はドSってこと。」




そして、私の唇に人差し指を置いた。




「実音ちゃんを気に入ったからさ、絶対俺のものにするから、ね?」




ドクン……
私の胸が鳴る。
何……このドキドキ感……