「何の話してるの?」





私が問いかけると、





「……夏樹君。この調子じゃまだまだ伝わらなさそうね。」





とため息混じりに言う。





「うるせーなっ!!」




頬を赤らめ、怒る夏樹。





「どーゆー意味??」





私には理解不能な話みたいだ。






すると、





キーンコーン……





チャイムが鳴り、夏樹と雪菜は自分の席に戻って行った。