その根拠は何?



てか、何でも見透かすようなその黒い瞳が怖い。



逸らそうと思っていても、逸らすことを許さないその黒い瞳。



あたしの背筋に冷たいものが流れた。



「凜」



心臓がバクバクと音を立てる。



うるさい。



「素直になれって」



うるさい。



「なぁ、」



『そういうの、何て言うか知ってる?』



「……」