服の裾から手を入れる蒼空。



完璧理性を失ってる!



『いい加減、や、……、っ』



鎖骨を甘かじりされ、身をよじる。



脳内では、最悪なシナリオが出来上がる。



今回は駄目かもしれない。



このまま、流されて――…



『っ、!?』



背中に回ったその手が、あたしのブラのホックを外す。



そして、胸の解放感にはっと我に返った。