……分からない。 廉が一体何しに来たのか、さっぱり分からない。 てか、分かりたくもない。 『(……あ、オムライス)』 そういえば、まだ食べ終わってない。 あーあ。 冷めてるよね、きっと。 電子レンジで一度温めようかな。 さっきの廉の言動について思案するのが面倒になったあたしは、脳内をオムライスのことでいっぱいにする。 そして、悠長にリビングに入ろうとした、が。