「何か、意外だ」 『へ……?』 予想外の返事に思わず顔を上げ、それこそ馬鹿丸出しで唖然とする。 あたしはパチパチと瞬きをして、廉を直視する。 「お前さ、昔から不器用で鈍感だよな。ほんと、素直じゃねぇ」 『は……?』 「仕方ねぇな。少し早いけどクリスマスプレゼント」 『……は?』 廉の意図が分からないあたしは、間抜けな声しか出ない。 しかもだ。