グレン以外の三人の右手の甲に円い紋様が浮かび上がる。しかしグレンのとは違い、憲蔵のは黄色、ユリスはエメラルド色、アルバーヌは銀色の光を放っている。全員が封印紋を解除した。その衝撃はグレン一人の時よりも更に激しいものだった。
「良し、行くぞ!」

四人は一斉にアトランティスに向かった。

「アルバーヌ!あれは爆散させずに仕留めなければならんのだろう!」

「えぇ!お願いできますか?」

「なら俺が奴の駆動部を見つける!それまで奴を引きつけておいてくれ!」

「分かりました!」

憲蔵は三人と別の場所で止まった。

「…雷王眼!」

憲蔵の瞳にスコープの様な模様が浮かび上がった。憲蔵はそれでアトランティスの駆動部を探し始めた。グレン達はそれぞれアトランティスの回りに浮かんだ。

「業焔招来、魔焔朧覇!」

グレンはさっさと同じ炎の巨人を呼び出した。

「我が手に来たりて厄を討て!来い!ロード・オブ・トライドラゴン!」
するとユリスの後ろに風を纏った巨大な竜と体が水でできた巨大な竜と雷を纏った巨大な竜が現われた。

「三煌竜、ロード・オブ・トライドラゴン…妖精の女王ティターニアのみに許された三体の巨大な竜を召喚する大魔法ですか…流石ですね。しかし…」

アルバーヌは剣を握る手に力を込めた。

「私には、これしかありませんから…」

アルバーヌは黄金の剣を構えた。

「…行きます!」

三人はそれぞれ攻撃を始めた。