「海咲…ありがとう」
そう礼を言うと、海咲はニコニコ微笑みながら
「どーいたしましてっ♪」
と言った
でも…なんで海咲は急にネックレスなんてくれたんだろうか?
「……??」
思い返しても、思い当たる節はなかった
1人で考え事をしていたのだろうか、
海咲はしびれを切らして、ドアへと歩いていった
「ま、待って!海咲!
ネックレスをくれた理由くらい、話してくれたっていいでしょう?」
海咲がいなくなる前に、これだけは聞いておかないと、授業に支障が出る。
「んー…理由?」
「うん」
「理由ねぇ……
それは、
今日で、4年目じゃん?」