えみからメール!

私はすぐメールを開いた

題名 Re:

本文
ゆりー心配かけてごめ
んね↓
えみは大丈夫だから!


という内容だった。

「えみ、大丈夫だった
んだ…よかったぁ」
「本当だよ、あいつ
こんなに心配かけてさ」
「これ、えみからじゃ
ない。」
私はすぐに思った
「え…?これえみ
のアドレスなんでしょ?」「違う、えみは題名の
Re;は必ず何があっても
消してたし、メールの
文もなんか変、顔文字が
ない」
「考えすぎやろ!
何かあったからそんな
余裕なかったんじゃない
の?」
「私もそう思う」
「…ごめん、私帰る。
えみの親に連絡するか
らさ、じゃあご飯代
置いとくね」
「…うん」
まいととしろうは
私のことを疑ったような
目でみていた。
けど直感でそう思った
えみの親に連絡して
駅で電車を待っている

私はメールに返信した

題名 電話して!

本文
本当にえみだよね?
何があったか聞きたい、
電話して。



そのメールの返信は
なく電話はなかった


えみじゃない

私は不確かではあるが
確信していた

他人には分からない。

けど私には分かる

誰かが。

誰かがえみの携帯を
持っている。

絶対にそうだ。

えみは。

えみはメールなんて
送ってなんかない。


誰?

誰がえみの携帯を?

えみはどこに?






私はひどく寒気がした

まだまだ真夏の夜なのに

えみがなにか巻き込まれ
たようなきがして

えみが私の隣には
もういてくれないような
きがして

私は寒気が収まらなか
った