「なあ、桜子。俺っていつも大切なもんを失ってる」 「不器用だもん、京真は」 不器用か…、自分でも分かってたんだけどな 「京ちゃん、大好きーっ。夏美、京ちゃんと結婚するのーっ!だから夏美と京ちゃんはずーっと一緒だよ!約束!ずーっと側にいてね」 夏美はこの約束を必死で守ろうとしてたんだよな 「京真さ、夏美を守るためにあんな最低なこと言ったんでしょ」