私一年間こうやって生きてきたけど、京真の分も生きてこられたかな?


二倍頑張らなくちゃ。

「七美、二倍も頑張んなくていーんだよ。お前はお前の分の人生必死で生きろよ」


え?京真!?
振り返った。

「すいません。七美さんが辛そうだったんで……。よけいなお世話でしたよね」

声の主は京汰君だった。