「キミも、憧れなんですから。早く、あきらめてください」







・・・せん、せい・・・





「無理です・・・、私、憧れなんかじゃないんですっ・・・





気づいたんです・・・本気で好きだってっ・・・!」







好きっていう感情が日に日に増すの・・・







こんなこと、今までなくって






本当に、ジェラルド先生が好きなのにっ・・・






今更、簡単にはあきらめられないよっ・・・




























「迷惑なんです」











「・・・!」







ジェラルド先生から、初めてそんなこと言われた









迷惑だと思っていたけど・・・






私は、先生に甘えてたんだ・・・・





ジェラルド先生は、優しいからって・・・・





でも・・・・・





甘え、過ぎたか、な・・・・



調子乗りすぎた、かな・・・










「ボクはキミのことをなんとも思ってません。早くあきらめてほしいといつも願ってます。




・・・迷惑ですから、英語の個別授業もやめてください







ボクに、もう、・・・かまわないでくださいっ・・!」







静かに、先生は言った。






・・・私、もう、だめなんだ・・・








そう察したから、これ以上、迷惑かけたくないから








「・・・・わかり、ました・・・・





先生・・・・今まで、ありがとう、ございました・・っ」






そう言って、涙をこらえながら、出て行った







これでもう・・・・





本当に、終わった・・・









私は、静かに、涙を流した













***





あれから、1週間が経った





私は、あの後、優ちゃんとさゆりちゃんに泣きついて




なんだか流れで私のアパートにお泊りして





まだ、全然気が晴れてないけれど




二人のおかげで、少し落ち着いた









ジェラルド先生とは、当たり前だけど周一回の授業でしか会わない











・・・だから変に意識しなくても済むのは、少しラッキー












結局私みたいな子どもで、ブスで、取り柄のない女の子なんて眼中になかったんだ。





当たり前か、あのパーフェクトな祥子さんが彼女だもん・・・




そうやって強がってみても・・・・





・・・・本当はすごく寂しい



・・・つらい






ジェラルド先生との関係って、こんなに薄かったんだ・・・









会いたい・・・ジェラルド先生に、会いたい・・・・











けど、迷惑をかけてしまうから・・・・





会えない







・・・私は、ジェラルド先生のことで学んだことがある






それは







・・・努力しても、叶わないことが、ある、ということ

















大学受験と同じように取り組んでた。






・・・ばかだな、私




恋って受験とまったく別のものなのに・・・













・・・今まで恋してきて、何度もフラれて








・・・・今回だって、またフラれて・・・









・・・ジェラルド先生のこと本気で好きになれたのにっ・・・・












けれど、私、本当に、努力した?






というか、後悔していない?










・・・そういえば、私きちんとジェラルド先生に







最初『すき』とつぶやいて以来






想いを言葉にしていない










・・・最後、お礼だけ言って、






・・・・涙をこらえて、出て行っただけ
























・・・いつも、いつも、優ちゃんとさゆりちゃんに助けられた





個人授業も、課外授業もっ・・・・



友達の力を借りただけ




私、自分で何をしたんだろう・・・







・・・何もしてない・・・



私は優ちゃんとさゆりちゃんが提案してくれたことを実行しただけ・・・





じゃあ、私がしたいことってなんだろう・・・?



しなければいけないことって、なんだろう・・・?



優ちゃんとさゆりちゃんに頼らずに私がすべきこと・・・








・・・私、





もう一度、先生と話がしたい







しつこい女だと思われるけど・・・









・・・まだ納得していないことがある








聞きたいことがある・・・・












伝えたいことも、ある・・・・





































私は、心の中で大きくなっている





先生の存在と、決着をつけたい













私は、決心して、






ジェラルド先生に会いに行った