すると、遠くから馬の足音が聞こえてきた


「ば、馬車だ…息子よ…」


気絶してる息子からは当然返事はない


「…クソッ!!ここで警察を待つなんて、ごめんじゃっ!!」


「………っ!?」


襖に手をかける主


「逃げる気っ!?」


「大事な取引があるんでなっ!!」