こんなに好きなのに

こんなに愛しているのに


この想いは

僕の頭のなかに


はち切れそうな

この胸の奥に


錘をつけて

沈めておくしかないの?



どうやっても届かない

この想いは

それで鎮まるのかな……



あなたは
はるか雲の上のひと



どんなに手を伸ばしても

届かない
掴めない

空を掴む虚しさに
膝を抱えるこの背中を
抱き締めてもらうことも

凍えるような寂しさに
一人震えるその肩を
抱き締めてあげることも


できない……
できない……



同じ人間なのに
同じ時を生きているのに



あなたは
はるか雲の上のひと