保健室に向かう途中、私はずっと海都の服を掴んでいた




「着いた」




保健室に着くと、女性の先生が迎えた





「あら、吉野さん。どうしたの?」


「ちょっと気分が優れないようなんで、休ませていいですか?」




私の代わりに、海都が答えてくれた




「いいわよ。そこのベットに横にさせて」




海都は私をそっと、ベットに降ろすと、


ゆっくり横にさせ、毛布をかけてくれた