それから一週間後、莉亜は体の異変に気付いた。


生理がこない・・・


毎月早く来ることはあっても遅れる事は今まで一度もなかった。


莉亜はあの日の事を思い出した。
思い当たる体の関係があった日の事を・・・


不安で凄く怖かった。


仕事に行く途中妊娠検査薬を買った。


結果を知るのが怖くてトイレに入れない。

いつも一緒に仕事している他メーカーの美奈ちゃんにトイレまでついてきてもらった。


・・・三分って長い。

その間莉亜は体が震えていた。


・・・・真ん中に+がはっきり見えた。


この+は間違いなく
“妊娠”だった。


不安だったけど自分のお腹に命が宿っている事を知った瞬間嬉しさが溢れだした

・・・赤ちゃん・・。

まぁさんにすぐに電話する

『まぁさん・・・赤ちゃん・・』

「赤ちゃんって?」

『莉亜のお腹にまぁさんと莉亜の赤ちゃんがいるんだよ』


「えっ?オレ達の赤ちゃん?本当だよね?嘘じゃないよね?
おい!やったぁ、オレの赤ちゃんだよっ。」

電話越しにまぁさんは子供の様にはしゃいで喜んでくれた。


今後の事は夜話す事にして電話を切った。