━なでなで
「なっ、何すんのよ!?」
「えっ...だって辛いんでしょ?
ご両親が亡くなってから
ずっとじいちゃんと
暮らしてたって聞いたから」
やっぱ、こういう時
傍にいてあげるのがいいと思う。
「........ねぇ」
「ん、何?」
「泣いてもいい?」
「うん。イイよ」
「……っぅ…わぁぁぁん」
わんわん泣いている美佳ちゃんを
僕は黙って抱きしめた。
2人だけの公園で
僕だけが美佳ちゃんの
泣き声を聞いている。
泣き止むまで
僕はただ
美佳の頭を撫で続けていた。
メニュー
メニュー
この作品の感想を3つまで選択できます。
読み込み中…