「小学生になるとき、母親は勝手にあたしをここから連れて行った。
でも、あたしはいつも1人だったの。
そのうち、当時の母親の男に暴力を振るわれるようになった。
一生消えない傷が今も残ってるの。
最後には、母親に殺されかけちゃった(笑)」
嘘だろ...
何で笑ってそんなこと言えるんだよ...
「だから、親の愛情なんて知らない。
あったかい家族とかも知らない。
いつも1人だったから。
夕飛の言うように、あたしがいつも笑ってるのは、全部作ってるから。
無理してでも笑ってないと、園長先生が心配するでしょ?
迷惑かけちゃうじゃん?
あたしが笑ってれば、園長先生は安心してくれるから。」