次の日。
俺は強引に哀奈をひまわり園へ連れてきた。
「ちょ、どこ行くつもりなのよ?」
「俺ん家。」
「は?何考えてるの?」
「いいから来いって。」
俺は、ひまわり園へ哀奈を入れた。
「ただいま。」
「えっ?ここって。」
哀奈は驚いているようだった。
そりゃ、驚くはな。
「夕飛おかえり。お客さん?珍しい。」
中から出てきたのは、園長先生の娘の夏子さんだ。
「まぁな。」
「どうも。」
さすがの哀奈も挨拶をしていた。
俺はそのまま部屋へいれた。
まぁ、男子部屋だから俺だけの部屋じゃないけど。
「ねぇ。ここで暮らしてるの?」
哀奈は遠慮気味に聞いてきた。