「えっ?」

あ、俺何言ってるんだ?!

まぁ、いいか。

「何よ。」

「いや、別に。思ったこと言っただけ。」

俺は、こいつのことをもう少し知りたくなった。

「なぁ。お前、何で笑わねぇの?」

「は?急に何よ。」

「別に。何でだよ?」

「別に、笑うことなんて何もないじゃない。」

「ふーん。」

俺は感じた。

同じ匂いがする。

「じゃぁ、何で人と関わろうとしねぇんだよ?」

「人と関わったって、何もいいことないじゃない。
ただの友情ごっこ。そんなの、興味ない。」

冷たい目。

俺はますます興味を持った。

「なぁ、携帯貸せ。」

「は?」