いつの間にか…うとうとしてた。 目が覚めたのは… 唇に…キスされたから。 『起きた?』 和真が、ソファーに寝そべる私の前に座った。 ローテーブルに片肘をつくと言った。 『今、曲作っててんやんか。 で、キスってどんな気分やったっけ? て確かめてん。』 私のシンガーソングライターは、悪戯っぽく笑った。