後悔した。

でも、もう戻れない。

きっと君はもう私には笑いかけてくれはしない。

きっと、こんな感じで卒業を迎えて、何事もなかったかのように高校に行ってしまうんだろう。

そう考えるだけで、胸がはちきれそうだった。

君と、もう話せないということが、苦しかった。

同じ教室にいるのに。

心の距離はどこまでも離れていく。

手が届かないくらいに、君を遠くに感じた。