いやいやいや。落ち着けって。

なにを意識しちゃってんの、馬鹿らしい。


ばっくんばくんと急速なウォーミングアップを始める心臓に、私は話しかける。ちょっとは落ち着こうよ。

そう言って“ハイソウデスネー”って落ちつけるのならいいけども、現実そうはいかない。


まったく昼間からなにを考えてんの。はあ。困った子だねえ私も。


なにもないって、なにもあるわけないじゃん。なにかあったらこまるよ。なにを期待しているの、いやだなあ。


…まあ、なにがあっても大丈夫なように念のためおニューの下着履いてきたけど──ってそんなの今関係ないじゃないか。

落ち着け、落ち着け。私なんかおかしいぞ。さっきからなになにうっさいよ。どうしたの。なにがあったの。


もう訳がわからないや。なんでもいいや。どうでもいいや。

この話は終わりにしようそうしよう。



──おわかりいただけただろうか。


現在、私の脳内はかなりの混乱をきたしているのだ。

…助けてくれ。