有無を言わせず即座にぽすぽすと横から頭をなでられて、「この調子で成績も良くなるといいねぇ」腹が立つやら嬉しいやら恥ずかしいやら、自分の気持ちが自分でもわからなくなる。



「…馬鹿にしてるんですかそうですか馬鹿にしてるんですね。ふざけないでください」

「──なんでそう捻くれた考え方するかなぁ」



彼が小さくぼやいた次の瞬間。

少しは俺の気持ち察してよ、と不貞腐れた唇が私のそこをチュッと掠めとった。



「早くお前とこういうことがシたいの。わかる?」