「・・・・着てみましたあ・・「うん!可愛い、可愛い!よし、もう着てなその服。」

着てなって・・・そういや茜ちゃんも着たままだ。

あれ?茜ちゃんまた何処に行ったの!!??

私、本当に迷子になりやすいのかも・・・


「魅織、買ってきたから。じゃ、早く行きましょう。」

「「「またのご来店をお待ちしております」」」


「お金いいの?「私を何だと思ってるの?久遠財閥の社長令嬢よ?お金くらいわるわ。」

「有難う(微笑)」

「どう致しましてって行ってる暇ないわよ。彰吾君何処にいるの?」

「待って、犬井に聞くから」

「あと、魅織犬井さんに待ってって言ってなかった?帰って良いって言わないとかわいそうよ?」

「分かってるよ!」

携帯、携帯・・・・あった、あった!

「犬井?私だけどもう帰っていいわ。このまま尾行するから。あと発信機の位置教えてくれるかしら?」

「発信機の位置は・・・・・駅前ですね。では、私は帰りますので。お気をつけて。」

「ええ。分かったわ。有難う」

「魅織、何だって?犬井さん」

「発信機は駅前だって」

彰吾駅前で何してんだろ?

まさか・・・・・本当に浮気・・・・・?

まさか・・・ね

「駅前はすぐ其処じゃないの。早く行くよ。」

「う・・・・ん・・・。」

怖い・・・もし、彰吾が他の女の人と会っていたらどうしよう?

もし、その時見たら私はどうすればいいの?

確かめるのが

――――――とても怖い――――――

「魅織・・・・・?行くよ?」

「え?ああ、うん★いこっか♪」


・・・駅前は人がおおいなぁ・・・

しかも自分と似たような格好の人多いし!


コレならばれないよね!

「あ、彰吾君いたわよ。」

え!何処だ?

・・・・―あ!!

いたいた!