でも、

瑠璃に触れたかった。

ずっと避けられて、

傍にいることもできなかったから。



・・・・


瑠璃に追いついたと思ったら・・・

裕也が、

瑠璃を抱きしめていた。

・・・

裕也の腕の中で、

泣いている瑠璃。

・・・

オレはその場から一歩も動けなかった。