「パパもママも笑い事じゃない!」

「まぁ、まぁ。

早く行かないと、

遅刻するわよ?」


ママが笑いをこらえながら、呟いた。


「「あ!!」」


遥斗が私の腕を引っ張った。


「早く、オレの車に乗れ」

「う・・・」

「オレの事、キライなのはわかるけど、

そんなこと言ってる場合じゃないだろ?」

・・・

遥斗は、

私が嫌いだと思ってるんだ。