「それでいいんだ。

会社とともに、成長してもらえれば。

オレも兄貴も、時々見に行くから、

思う存分、自分の力を試してみろ」


「パパ、遥斗は、うちの息子じゃないよ?

秀おじさんがなんて言うか・・・」


「秀は、俺たちに任せてくれると言ってる。

後は、遥斗次第だ」


・・・

考え込んだ遥斗。

・・・

「わかりました。

すみれおばさんの足手まといにならないように、

一生懸命やらせていただきます」

遥斗がパパに頭を下げた。