「当たり前だ。所帯を持つんだから、

会社の一つや二つ、

任せないとな?」


「遥斗、頑張って?

私も支えるから」


「…瑠璃」


笑顔で頷いた瑠璃。


「わかったよ。

いきなり社長の椅子はきついけど、

頑張らせていただきます」


オレは親父に頭を下げた。

・・・

こうやって、

俺達の未来が、

決まっていった。