裕也は私たちを見かねて、

ようやく話し始めた。

「オレさ・・・

まりあと付き合うことになった」


驚いて、

私はまりあと裕也を交互に見た。

・・・

まりあは、頬を赤くして、

頷いた。

裕也はまりあの手を握っていた。


「いつからそんな関係に?」


「瑠璃の居眠り事件から」

裕也の言葉に、

遥斗がクスクス笑う。