こんな時に限って、

なかなかタクシーは掴まらない。

・・・

やっぱり、電車で帰ろう。

そう思った私は駅に向かって歩き出した。

・・・

泣いてる私を、

通行人たちは、

ジロジロ見てくる・・・

・・・

でも今は、

そんなことどうでもいい・・・

・・・

「キャッ?!」

突然私を後ろから誰かが引っ張った。