「ね・・・寝てる」


「だろ?デスクで居眠りしてたから、

そこに運んだだけだ。

遥斗が気付いたら、連れて帰ると思ってね。

ったく!

勘違いされたオレの身にもなれよ?」


オレの言葉に、

遥斗は、ゴメンと謝った。


「オレの大事な幼なじみ、

幸せにしてくれよ、遥斗?」


「…当たり前だ」

「じゃあ、もう一人、

勘違いしたヤツに、説明しなきゃな」