私と遥斗は見つめ合い、

微笑みあった。

・・・

裕也が、私たちのことを認めてくれて、

そして、裕也自身も、

しっかり前を向いて、

進んでいる。

裕也を支えてくれた人に、

会ったら、

たくさんたくさん、

お礼が言いたい。


「そろそろ、仕事戻るか?」

「うん」

遥斗は、私の頭を撫でると、

私の手を引いて、

屋上を出た。