そう言って瑠璃を見つめた。

瑠璃は悲しそうな顔をして、

オレを見つめた。


「・・・裕也と遥斗は違う。

全然違うじゃない?

そんなの裕也が一番わかってるくせに」


・・・


その時だった。

遥斗が、

社長室から、

用事を済ませて帰ってきたのは。

オレは瑠璃を抱きしめたまま、

動けなかった。