「「あ」」

瑠璃がちょうど玄関から出てきた。


「おはよ」

「・・・おはよ」


オレに笑顔を向けてくれたけど、

なんだか元気がない。


「どうかした?」

「ううん。今日はどうしたの?」

「ちょっと話があって」

「・・・なに?」

「とりあえず、車に乗れよ」

「うん」

瑠璃を車に乗せて、

オレも車に乗り込んだ。