ついでにいうけどじゃないよぉ…!


「帰るよ?」


「かえさなーい」


「きゃあ!」


神埼蓮司くんは、あたしをベッドに押し倒した。


フッて鼻で笑って


「……嘘だよ、なんもしねぇよ」


よかった…


安心すると涙が溢れ出してきた。


「あ…ちょっ!ごめんな?あ、えっと…まじで悪かった!」



「ふぇ…だ…だ…だいじょ…ぶでふ…」



上手く言葉が喋れない。



「お前が俺のこと好きになって、いいよ、って言ってくれるまで待つから」


どうして…あたしなんだろう。


何で、そんなに優しくしてくれるんだろう