段々俺は有名になってきた。



まだまだ三流。



先輩みたいにスゴくもない。



「凛、今回の俺の見た!?」

「見た。」

「感想は!?」

「最悪。」



えっ!?



俺…。



頑張ったんだけど…。



「何がダメだった?」

「女と…。」



女!?



「…何でもない。とにかくウザイから話しかけないで。」

「あっ…。」



何かいつもと違う…。



女…。



女…。



あぁ…。



「凛!!」

「何よ。」

「俺が女と抱き合ってたから怒ってんの?」

「何で凛が渉と知らない女が抱き合ってるの見て怒るの!?」

「だって…。」

「凛には関係ないもん。渉が誰とキスしても凛には関係ない!!」



えぇぇ…。



マジで怒ってんじゃん…。