はー、とため息をついて 軽く伸びをする 学校ってほんと疲れる 西日が煌々と横から射し込み 暖かさのあまりにまた眠たくなる ばたばたと足音がしたかと思うと 勢いよく教室のドアが開けられた …ったく 「わるいなー、はるー」 まったく悪いことをした雰囲気では ない彼を、少し軽蔑した目で 睨む。 やだなー睨むなって、と 肩をバシバシ叩き俺の前に座る