一日の授業も終わって放課後になった。


女の子が何か言ってきた。

「ねぇ体育館裏来てよ」


女の子はそう言って私の手を引っ張った。


「ちょっと」


女の子に引っ張られながら体育館裏に行った。


女の子は体育館裏に行ってもどんどん奥へ引っ張って行ってしまう。


「どこまで行くの?」


「プールサイド」


「えっ何で」


「別に」


そう言いながらもプールサイドについた。


実はこの体育館裏にはプールがあるんだ。


「何でこんなとこきたの」

「うちの前から消えてよ」

「えっ」


その女の子は私を押した

「キャッ」


ドッボン


女の子達が来て私をみて笑った。


「お疲れ様でーすアハハッ」

「頑張れーwww」


女の子達はそれだけ言い残して去ってしまった


やばいこのままだと溺れる。


そう思った時誰かが飛び込み助けてくれた。

プールサイドに上がったとき、その人は声をかけてくれた。


「大丈夫?」


「大丈夫です」


「良かった」


この声はと思い顔を見たら…岡本先生だった。


「岡本先生だったんですか本当にありがとうございます。」


その瞬間岡本先生に抱きしめられた。

岡本先生の腕の中暖かいし、ドキドキする。


「何かあるならいつでも聞くから」


そう言って抱きしめるのを止めた。

私はコクンと頷いた。


私は岡本先生に送ってもらって帰った。