「終わりましたね」


「そうだね、由夏はここを離れるの寂しい?」


「寂しいですけど、岡本先生と一緒なので寂しくないです!」


「なら良かった。さあ、そろそろ行こうか?」

「はい!」

荷物を持って家を出る。

岡本先生の車に荷物を積んで乗り込む。


「岡本先生お願いします。」


「はーい。こっから10分のところだからすぐ着くよ(笑)」

「そうなんですね(笑)わかりました。」

車が動いている今、岡本先生の運転を見てキュンと来た。
運転している姿がかっこよくてどきどきする。
そう考えてるうちに、「もうすぐだよ」と言われた。


「はい」
と返事をした。

岡本先生は私が緊張してるのを読み取ったのか優しく、「由夏ちゃん緊張しなくて良いからね」と声を掛けてくれた。

私はコクンと頷いた。


そして岡本先生の家についた。