あまりにも平然と“結婚”とか言うもんだから、何も言い返す事ができなかった。 ―――何馬鹿な事を言っているのだろう? ―――じゃあ何?私をこの人と結婚させようとしているの? 疑問だらけであったが、それ以上に 呆れた気持ちが勝ってしまい、口が動かなかった………。 「よしっ!じゃあそういう事で、今日から二人仲良くな!」 言いたいだけ言って、勝手に流れを決めると ―――伯父は満足そうに家から出ていってしまった。