丁寧にその包みを外して行くと、目の前に現れたのは 深緑と銀色の線でストライプ柄になったネクタイだった。 これ・・・犯人はもちろん 寝ている和音に声をかけようとして、一度時刻を確認した。 え、もう9時だし。 「和音ー」 「・・・・・ん」 「もう9時だけどー?」 「・・・・・・んんー」 珍しすぎる。 そんなに昨日疲れた?