「まっ、和音ちゃんに彼氏がいるかどうかは置いといてね」


「・・・」

そう言えば、文化祭の時
和音のこと呼び出してた奴がいた。

あれはー・・・


「俺、何にも知らねーな・・・」

「ちなみに、和音ちゃんって蒼の事眼中にないよね。笑」

「・・・知ってるわ」


「まーまー、頑張りなさいって。ーーーーあ、そういえば冬休みにこっち遊びに来るって凛から連絡なかった?」



「凛?いや、ない」

「そっ。じゃ、俺これからバイトなんで」





チャリで遠ざかって行く恭弥の背中を見送りながら
頭をクリスマスに戻す。





誘えたはいいけど
クリスマスって何すればいいんだか・・・