〜 五年前〜
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「ねぇ蒼!今日私と遊んでよ」
「今日むり。昨日彼女に振られてへこんでるから。」
「えー?じゃあ私が慰めてあげるからさー」
「ほんと?何してくれんの?」
「えっとねー」
いつものように授業をサボり、毎日入れ替わりで隣にくっついてくる名前も知らない女と屋上でそんな会話をする。
考える振りして顔を近づけてくる女に対し
俺は何の抵抗もなく唇を重ねる。
その事で気を良くしたのか、女は"続き"
を要求してくる。
いつもなら応える所だけど。
「やっぱ今日むり。」
「え、何でよ」
「疲れた。」
そういうと、女はつまらなそうに屋上を出て行った。